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2005/10/10

墓参り

墓参りをしてきた。
彼岸に行くつもりが、今時分になってしまった。

墓は横浜の山手のすぐ近く。
山手といえば、元町、外人墓地、教会、女学校など、
洒落た所をイメージするだろうけど、
そのあたりから尾根ずたいに10分も歩けば、
なかなか渋いリアルヨコハマに出くわす。

ひとところにたくさんの寺が集まっていて、
かなり広大な墓地を形成している。
墓地のはしっこはフェンスで仕切られていて、
フェンスの向こうは米軍住宅が広がっている。
米軍住宅は綺麗な芝生が広がり、隣同士も程良く距離があり、
ずいぶんゆとりを持たせてある、まるでそこだけアメリカ。
その数十メートル離れた、目と鼻の先から突如日本人用の宅地に変わる。
小さな一戸建やアパートの屋根で隙間なく埋め尽くされている。
ちょっと不可思議な風景だ。

墓地の入り口にはお茶屋さんがあって、そこで花、水、線香のセットを買う。
そこからしばし歩く。
我が家の墓に到着したら水と花をかえ、線香を置いた。
ちょうど彼岸にお供えされた花が枯れる時期なので、
墓地全体が茶色い印象で、
季節はずれの新しい花が良く映えた。


今の横浜は古いものと新しいものとが混在している。
といっても、むしろもともと混沌とした街だ。
かつて赤線があったあたりや今もある古いストリップ劇場、
そういうものも街の風景のあたりまえな一部に見える。

でも、最近の”新しい横浜”は少し違う。
どうも”古い横浜”とうまく混じらないように感じる。
それが良いのか悪いのか僕には分からない。
それに僕が知っている横浜はたかだか30年ちょっとだから、
もっとさかのぼれば、もしかしたらこんなことは
珍しいことではないのかもしれない。

横浜は観光が重要な産業だから交通のアクセスが良くなって、
たくさんの人が方々から集まってくるのはとても大事なことだ。
でもたいがいの人たちは、”古い横浜”にはもうあまり期待していないようだ。
それでも僕は”古い横浜”が大好きだから少々残念に思う。

写真は”新しい横浜”

yokohama_3

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