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2013/06/17

練習について

楽器をひとりで練習している時間て
いったい何をしている時間なのかってよく考えるんだけど、
最近思うのは、
楽器に対して、身体が無理なく合理的に機能する使い方を
探している時間なんじゃぁないかと。

慣れない楽器を長時間練習していると、
当然身体の何処かが痛くなる。
それは普通のことだと思うのだけど、
大抵の楽器はそこそこ長い歴史の中で沢山の人が会得して、
自由に楽しく演奏されて残ってきたわけだから、
そんな楽器がとんでもなく弾きにくかったり、
とんでもなく身体に負荷があるとは
どうしても思えないんだなぁ。
本当に一部の人しか扱えない難しい楽器というのもあるとは思うけど。

もし練習方法が大きく間違ってはいないのに、
身体の何処かが痛くなるということは、
まだその楽器と調和できるように自分の身体を使えていない、
ということだと考えてしまうの。

教則本だけどんなに読んだって絶対に弾けるようにならない、
というのが楽器の面白いところで、
文字通り体得するものなんだろうけれど、
何も考えずに練習するよりは、
練習しながら自分の身体にアンテナを向けて、
いったい自分がどんな風に身体を使っているかを、
観察しながら練習できたらとても効率良いとは思う。

とは言いながらも、やっぱりなかなかそうはいかない日もあるので、
そういう時は、楽器とバランスのとれた状態を
身体が自然と探すのを待ちわびながら、
何も考えず兎にも角にも楽器に触るという考え方もあるように思う。

でも練習の過程で、後に響くような怪我をしてしまったら、
元も子もないので、自分のやり方が間違った方向に行っていないかを
専門家に確かめるのは良いとは思うけど、
練習はずーっと続くことなので、
やっぱり自分を観察して自律して練習できるようになることが目標だとは思う。

まあ、やっぱり全てはバランスなんだなぁ。
難しいけど楽しいこと。

今日は、その時考えてることの備忘録みたいなもんです。

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