2016/02/26

久しぶりにひっそり更新


ここ最近お休みしていましたベースのレッスンを再開しようと思います。

規則的なスケジュールで動くことが難しいため、
レッスンの日時は毎回相談の上で決めます。
その時々の事情やお互いの予定もあるので強制ではありませんが、
出来る限り、月に1回2時間、
ある程度継続して続ける意思のある方でお願いします。
年齢、経験は問いません。
もちろん趣味で楽しみたいという方でも構いません。

特定のカリキュラムはありません。
それぞれの目標や希望に合わせて話し合って決めます。

ご興味ある方はメールでご連絡ください。
詳細をご案内します。

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2014/09/09

sakanaのライブでした!

昨日、9/7は吉祥寺マンダラ2にて、
sakanaのライブに初めて参加させていただきました。

15年以上前からsakanaの作品が大好きで聞いていましたし、
しかもsakanaといえばベースレス、
さらにそのアンサンブルがとても魅力的なので、
いつの日かベースを弾かせてもらえたらなぁなどと夢想することもなく、
ただただ好きでずっと聞いていたので、とても不思議な感じでした。

ポコペンさん、西脇さんに加えて、ポップ鈴木さんですぞ!
そりゃもう、僕が大好きになった時期のsakanaそのものなわけです。
そんな中に混ぜてもらって演奏できるなんて、
楽しくないわけがない!

というわけで、本当に楽しく演奏せていただきました。

そして思ったこと。
おふたりの演奏の息遣いが、
まさに音楽そのもの!でした。


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2014/04/04

宮田さんのこと

ドラマーの宮田繁男さんが逝去された。
亡くなられた日の昼間に連絡をもらったのだけれど、
なんだか全く信じられなかった。
昨日お別れのご挨拶に行ってきたけど、
それでもまだ信じられない。

悲しすぎて言葉が出てこないのだけれど、
宮田さんのことばかり考えてしまうので、
やっぱり何か記しておこうと思いました。
お礼の意味も込めて書いてはいるけど、
宮田さんに読んでもらえるわけではないから、
やっぱり自分のために書いているんでしょう、たぶん。

どこから書いたらよいのかしら。
御多分にもれず、学生の頃オリジナル・ラヴの1stアルバムに衝撃受けて、
宮田さんの大ファンになりました。
後に、なぜ1stは音があんなに太くて瑞々しいのか尋ねたことがあります。
宮田さんの記憶では、
アナログテープにコンプ無しで録ったからじゃないかなぁと言ってました。
本当に上手だってことです。

初めて直接お会いできたのは2000年頃、
Nona Reevesのアレンジで参加されたときです。
この時の宮田さんはもちろんドラムではなかったので、
一緒に演奏することもなく、
まぁ、それ以前に緊張してほとんど何も話せなかったなぁ。
好きなようにに弾かせてもらいました。
何か厳しいことをおっしゃってた記憶は全くない。

それから3、4年経った頃だと思うんですが、
ふと録音で呼ばれて行った現場でドラムが宮田さんだったんです。
その時の嬉しかったこと嬉しかったこと。
その後は徐々にでしたが、
宮田さんと一緒に呼んでもらえることが増えていきました。
本当にラッキーでした。
数日の間を置いて、知らずに行って会ったりすると、
ちょっとニヤニヤしながら、あ、どうもどうも、なんて。
そんなわけで、ライブをご一緒したのはほんの2、3回なのですが、
僕の宮田さんの記憶の多くは録音スタジオ。

ぱぱっとなんかできないよ、
バンドマンはじっくり時間かけて音楽作るんだよ、
と言っていたことがあります。
宮田さんはそんなふうに言いながらもぱぱっとやっていたけど、
肝に命じておきます。

宮田さんと録音した最初の1、2曲は
実は聞くのがちょっと恥ずかしい。
ベースが全然ついて行けてないの。
当時もそういう自覚はなんとなくあって、
録音が終わった後しばらく、宮田さんの録音物を随分聞き直しました。
でも注文を付けられたことは一度もなかったです。
もの凄く優しいのか、たいして気にしていなかったのか、
それはわかりません。
ここ数年の宮田さんとの録音を僕はとてもとても気に入っていて、
数年かかったけど、
なかなかな良いリズムセクションになれたのではないかなぁと思っているんです。
宮田さんも気に入ってくれてたかな?
きっと沢山のベーシストが同じように思っているかもしれないけど。

宮田さんはいつも、曲全体のアレンジや方向性について気にしていたし、
それに対してどんなアプローチでいくか丁寧に話していました。
そして何より好きな音楽への思いが演奏から溢れていました。

最後に会ったのは昨年10月頃の録音でした。
演奏はいつもと変わらず素晴らしいものでした。
集中力も凄かった。
宮田さんのグルーヴのおけがで自分のベースも良い感じに聞こえました。
その日はいつもいるアシスタントの子が止むに止まれぬ事情でおらず、
ひとりでの片付けはつらそうでした。
ベースは線を抜いて鞄に突っ込んで終了なので、
手伝いましょうか?と聞いたのですが、
自分の楽器くらい自分で片付けなきゃだめだ、と言って断られました。
今思うと自分自身に何か言い聞かせながら頑張ってたのかな。
でもやっぱり大変そうだったので、
手伝いましょうか?としつこく聞きました。
五回目くらいにやっと、
車に積むの一緒に頼むわ、
と言ってくれました。
シンバルスタンドがたくさん入ったケースを、
荷台の高さまで一緒に持ち上げたけど、とてもとても大変そうでした。
機材を車に積み終えたら雨がパラパラ降ってきて、
宮田さんは、ありがとうと言いながら、
車の中にあったビニール傘をくれました。
じゃまたと言って、笑って別れたような気がします。

もう宮田さんと一緒に録音できないというのが信じられない。
家で家族に宮田さんの話をする時、
僕は勝手に、繁男ちゃんがねー、と言っていました。
宮田さんはそのこと知りません。ごめんなさい。

探してみたら、2年前の録音時に撮らせてもらった宮田さんの写真がありました。
笑顔がとても素敵です。

Photo

バネのあるグルーヴ、
同時にとってもクセのあるハネ、これが格好良い。
これ宮田さんだ、としか思えない曲のど頭フィル。
ずっと大好きです。
沢山勉強させてもらいました。
本当にありがとうございました。
お疲れさまでした。
ご冥福をお祈りします。

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2014/03/23

地元でsakanaのライブが見られるなんて!

3/15は十条カフェソトにて青山陽一さんとのデュオでした。
そしてなんと念願かなってsakanaとの共演。
しかも今回は中山うりちゃんバンドのベーシスト南くんが
PAをやってくれたので音響もばっちり。
とても気持よく楽しく演奏できました。

sakanaは98年の「LITTLE SWALLOW」で大好きになってから
ずっと聴き続けています。
10年位前に青山さんのイベントにゲストで出られて、
おふたりに初めてお会いした時は本当に緊張しました。
今回は2年前、ロンサム・ストリングスのお伴で行った岡山のイベントで
ご一緒した以来。

sakanaの音楽は本当に本当に素晴らしい。
ポコペンさんの歌、西脇さんのギターの音色とフレーズ、
シンプルで複雑なアンサンブル。
聞く度に、これこそ唯一無二の音楽、と思うのです。
あ、あとポコペンさんのおしゃべりも。

また是非ご一緒したいです。
大好きですsakana!

Soto

久しぶりに「LITTLE SWALLOW」を聞く。
この頃のsakanaもやっぱりカッコいい♪
おふたりとも若い!
Sakana


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2013/10/09

ぼくはジャザーというあまり使っているひとの少ないと思われる弦を
ダブルベースに張っている。
元はといえば、一方的に大好きだった松永さんのライブに行っては、
目を皿のようにして見た結果、
「ジャザーだと思われる」と勝手に思うに至ったためだ。
音だけじゃなくて、糸の色なんかでだいたいわかるのです。
ただ本当にそうだったのかは確認できていないまま。
だからもし違ってたら「ちがうよ〜」と言われそうだけれど、
でも最近練習してて、なんとなく
やっぱりそうだったんじゃないかなぁという気がしている。
ピックアップは思うところあって、あえて真似ていない。

少し前に手に入れた弓は、
帯域が広くて倍音もとても豊かなので、
ジャザーが元々持っているちょっと耳に痛い部分が
より強調されてしまう感じもあり、
しばらくは弦を変えようかと迷っていた。
だけど、近頃は音のアタックや華やかさの
とても大事な部分のようにも感じられていて、
松永さんの、その辺りをとても丁寧に繊細にコントロールしていた様子とも
何か合致するように思われるのだ。

そうか、機材を真似る本当の目的は、
その人がそれでどうしようとしていたかってことなのか、と
今更ながら。
とはいっても本当のところはわからないから、
やっぱり気持ちの問題ではある。

そんなことを考えながら、
ロングトーンの練習など、など。

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2013/08/17

なんとなく更新

まあ、無理して更新する必要もないのだがなんとなく。
最近よく聞いている作品。

Bill Frisell 「Big Sur」
Yo-Yo Ma, Stuart Duncan, Edgar Meyer & Chris Thile 
「The Goat Rodeo Sessions」
Sarah Jarosz 「Follow Me Down」
Darrell Scott 「A Crooked Road」
山田稔明 「新しい青の時代」
ラヴラヴスパーク「サンキュー」
Flanders Recorder Quartet「Encore」
Hille Perl 「Telemann/Pfeiffer/Graun: Concerti」
Reinhard Goebel: Musica Antiqua Köln 「Frühe Italienische Violinmusik」
Klaus Stoll 「Der Zauberkontrabass」

傾向としては一部を除いてアメリカらしさと古い音楽に気が向いているようだ。
上の中からいくつか。
山田くんは随分昔から知っているけど、新譜が明らかに素晴らしい。
Darrell Scottと共通する何かがある。やっぱりアメリカかな。
新しい挑戦をしていることが伝わってくるし、とにかくバンドが素晴らしい。
それからDVDを含めこの半年で一番聞いているのが
「The Goat Rodeo Sessions」。
凄まじいメンバーの集まりだけど、ちょっと集まってみました感が全くない。
まあとにかく全員の演奏が本当に凄いこと凄いこと。
AoifeO'Donovanの歌も圧巻。カントリーやブルーグラスのミュージシャンと
共演しているYo-Yo Maはとても好き。
Flanders Recorder Quartetはその名の通りリコーダーのグループ。
古楽からコンテンポラリーまですごい幅。
リコーダーの音がたまにシンセの打ち込みか何かに聞こえるのも面白い。
Hille Perlは女性ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者で
6歳からヴィオラ・ダ・ガンバを弾いているらしい。
いったいどんな家庭で育ったのだろうか。
1700年代の曲達が演奏されていてこれもとても面白い。
Klaus Stollは言うまでもなく世界で最も知られたコントラバス奏者のひとり。
演奏や音色はもちろん、近年の風貌も最高に大好きなおじさん。
最近移動中のほとんどの時間はこれ聞いてるが全く飽きない。


ところで、数日前に突然、昔読んだソローの「森の生活」のことを思い出して、
探してみたけど見つからなかった。
この本ただのアウトドア本かと思いきや、
社会システムを拒否して生活した記録でもあったりするわけで、
森での生活ぶりが直接参考になったりするわきゃないんだが、
なんか非常に共感してしまうところもある。がしかし、
ソローだって2年ちょっとで森の生活は終わっちゃうんだから、
隠遁するよりはこの社会とどう付き合うか考える方が前向きでよかろう。

さて、今月はKIRINJIがいよいよ動き出しまして、
襟を正して気合入れつつも、いつもと変わらずまずは楽しんでます。

なんとなく、って割りには沢山書いたな。


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2013/07/04

玄学二重奏しました。

玄学二重奏の記念すべきデビューライブも無事に終わりホッとしたところ。
何をやるのかもわからないおっちゃんデュオのライブに
あんなに大勢集まっていただき感謝感激であります。
よもや皆さん豪華ゲストを予感していたのかしら。。。
まあ、それはおいといて。

玄さんとのデュオでの演奏はここ数年来の念願でありました。
今のご時勢ではなかなかに地味なサウンドだとは思いますが、
ペダルスティールとダブルベースの音色は、
自分では最高の組み合わせだと思っとります。
単純にやりたい音楽を、余計な装飾せずに直球で頑張るのも、
非常に楽しくてやりがいのある体験でした。

あまりにも楽しかったので、
静かに確実に続けていくであろうと確信しています。
今度はふたりきりだよー!

では、セットリスト。

玄学二重奏 (田村玄一+千ヶ崎学DUO)@シネカフェ・ソト
1st Set
・Feel of Heaven (玄)
・Drifting Ship (玄)
・The Godfather Waltz
・Cinema Paradiso
・Mother組曲
   (オープニング~マリーの宮殿~エイトメロディーズ)
-----休憩-----
2nd Set
・Ripples (玄) w/Movie
・駒込の静かな暮らし (浦朋恵)
・Mother Nature's Son (Beatles) w/堀込高樹
・小さなおとなたち (堀込高樹) w/堀込高樹
・波止場侍 (桜井芳樹) w/堀込高樹
----------------
1st Encole
・月曜のバラッド (青山陽一) w/青山陽一、藤井寿光
・蝋人形の館 (聖飢魔Ⅱ) w/青山陽一、藤井寿光
2nd Encole
・Whispering Reef (玄)

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2013/05/03

あれこれ

近頃発売になったNona Reevesの再発三枚と新譜をいただきました。

再発のワーナー時代三枚はサポートの僕にとっても
まさに青春の印と図々しくも呼ばせてもらいたい作品たち。
現場のイロハも解らない状態で誘ってもらったので、
この時期は仕事に関するあらゆるマナーを
現場で懸命に勉強させてもらった数年間でした。
冨田恵一さんのスタジオで出てきた叙々苑の焼肉弁当にたまげたり、
最初はヘッドホンから生えるコードが気になって録音に集中できなかったり、
ギター・ポップっぽい曲でどうしてもパブロックっぽくなって困ったり、
本当にいろいろ思い出します。
この時期からコロンビア、徳間にかけて、
とにかく沢山の録音に参加させてもらったので、
そこで得た経験の蓄積は、
今の自分の演奏の土台になってることは間違いないのです。
そして何より、その後出会うミュージシャンに繋がる
全ての出発点がノーナなのです。

僕はあまり過去を総括する習慣がほとんど無いので、
(というか、普段なるべくしないようにしているのですが)
この三枚と数年ぶりのオリジナルアルバムをもらって、
さすがにいろいろ思わずにはいられませんでした。

で、そのオリジナルアルバム。
僕はもちろん参加していないのですが、
何故かとてもドキドキしながら、
(なんでかは考えないようにしています)
でもいつの間にか楽しくあっという間に聞いてしまいました。
変わったような、何も変わっていないような。
とにかくポップスとしての完成度がすごい。
この感じ久しぶり。
こりゃ、シンベの教科書としても最高です。
Img_4749


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2013/04/18

BM's初九州など

キリンジのTOUR2013が無事に終了しホッとしました。
どの会場もとても楽しかったです。
思い出は山のようにありますが、
今日のところはひとまず、
兎にも角にもホッとしましたということで。


直前になってしまいましたが、
明日から数日西へ行きます。
お時間ある方、よかったら足をお運びいただけたら幸いです。

4/19(金)大澤誉志幸&山下久美子
大阪 Billboard Live OSAKA
1st OPEN/17:30 START/18:30 
2nd OPEN/20:30 START/21:30

4/20(土)青山陽一 the BM's
鹿児島 Good Neighbors
開場:18:00 開演:19:00

4/21(日) 青山陽一 the BM's
福岡・薬院 UTERO 
開場:18:00 開演:18:30


ちなみに、伊藤さんとずっと一緒です。
いまだ週末家族が続行中。

Photo
写真は最終日、僕の立ち位置を横から見たところ。
前回の日記の写真と比べて、
バスの形が少し違うのわかるでしょうか。
細かい!


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2013/02/12

楽器

只今キリンジのツアーで使っている機材。
楽器、というかベースに関心のある方はどうぞ。
そうでもない方もよかったらどんぞ。

Fe_yama
多くの曲で使用しているのは、Fender Precision Bass。
もう一本は一部の曲で弾いている、Yamaha BB2025。これは5弦です。
どちらかと言うとJazz Bassを弾くことが多いですが、
今回はJazz Bassではありません。

Gi_cont
他には、Gibson EB-3とContrabass。
普段、electric bassだけで三本というのは、
自分はまずないのですが、
曲数と音楽的な幅からこうなりました。

Amp
アンプはいつもの通り、ampeg B-15。

通常、electric bassとcontrabassは
アンプを分けてしまうのが良いと思いますが、
今回は様々な大きさの会場に同じ形で対応するために、
ひとつのアンプから出しています。
他の方々がどうされているかは知りません。

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